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このホームページは、調査研究の報告を通して、多文化理解と
多文化子育て情報の輪を広げることを目的としています。


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1.多文化子育ての実態調査 ←ここをクリック

1990年代の外国人居住者や国際結婚の増加に伴い、保育所や幼稚園においては、外国籍や日本国籍でも日本語を母語としない多文化な家族の園児が増えてきました。その結果、言語によるコミュニケーションが十分にはできない、あるいは、子育ての文化背景が異なることで、保育者と保護者の双方でさまざまな行き違いも生じています。
 そこで、私達は、関係各所のご協力を得て、おもに園児の多文化な保護者を対象にして、関東と関西を中心とした全国での日本で初めての11言語(日本語、ふりがなつき日本語、中国語、韓国・朝鮮語、タガログ語、英語、ポルトガル語、スペイン語、ベトナム語、タイ語、カンボジア語、ラオス語)による調査票で、『第1回多文化子育て調査』を2000年に行いました。

この間、子育て中の日本語を母語としない人々あるいは外国籍の人々に対する状況は少しずつ変化してきました。園や医療機関への通訳の派遣や母語教育の重要性などが認識されるようになり、行政・ボランティア団体などでの様々な取り組みがなされるようになりました。しかしながら、全国的には地域によって実情が異なっており、近年は不況の影響を受けて、経済的・精神的にも困難な状況にある多文化な家族も増えています。

このたび、関東と関西地区の第1回調査にご協力いただいた市区町村を中心に、園生活や子育て生活、日ごろの支援環境の実情を明らかにするために、『第2回多文化子育て調査』を実施しました。また、現在、この調査の回答者の中で多数を占め、日本との交流が深い中国・韓国・台湾本国においても同様な調査を協同研究者と共に進めており、加えて日本の保護者を含めた4カ国での国際比較を行っています。

近年、多様な民族が共存する欧米やオセアニアの多文化国家においても、アジア出身の家族が地域で急増しています。日本を含むアジアの子育て文化や情報をお互いに共通理解することは、世界各地での多文化子育てを展望することにもつながります。

多文化子育ての実情を知り、お互いの文化背景を理解しながら、今後の多文化共生保育・教育や子育て支援のあり方を考え、ともにすべての子ども達へのより良い保育・教育環境づくりを目ざすことが調査研究の目的です。
 日本で多文化な子育てをしている保護者達の意見や要望の詳細な実情を一人でも多くの方々に知っていただくために、このホームページを開設して報告書を日本語と英語で公開しています。




2.多文化子育てネットワークとは ←ここをクリック

私達は、それぞれ専門が幼児教育学、小児看護学、医学、心理学や社会学など異なった分野から、多文化な背景をもつ子どもや家族を含む子育て支援や保育・教育の研究を続けています。
 その活動を通して、多文化な保護者の方々が母語で語ることができる実態調査の必要性を痛感し、多くの園や自治体、ボランティア団体にもご賛同ご協力をいただき、『第1回多文化子育て調査』を実施してから11年が経過しました。

この間、私達は、自治体・関連機関や多文化な保護者の方々と共に、園の保育者向けの「多文化理解のためのツール」作成への参画、平和教育や国際交流のボランティア活動を行いながら、保育教育の関係者を対象とした公的な研修会や講演会で調査結果を共有化してまいりました。
 それと同時に、日本の多文化子育てに対応する地域支援の現状調査や海外の多文化国家での事例研究の調査も継続しております。それらの結果をインターネットの『世界の多文化子育てと教育』やそれぞれの著作で報告し、様々な機会を得て、国内や海外でも情報交流や啓蒙活動を続けてきました。

「多文化子育て」は、異なる特性をもつ子ども一人ひとりの「生命と幸せ」を保障することを目ざしています。これからも、このホームページでは、調査結果の保護者からの貴重な意見を公開してまいります。このサイトを訪れる方々が身近なところから多文化理解を深めて、文化を越えた子育ての輪を広げていかれることを願っています。


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